いっぱい!
好きなシリーズものの小説がいくつかある。
私なんかよりも読書家の方はたくさんいるだろうし、偉そうにはいえないけども。
東野圭吾さんはずっと好きだ。
東野小説を初めて読んだのは…きっと25年くらい前だと思う。
その日は、古紙の回収の日だった。
新聞とか本とか雑誌なんかを市の環境局が回収にくる日である。
朝に私も溜まった新聞やらを出しにゴミ出し場へ。
下を見るとすでに捨てられている古紙があった。
無造作に置かれている文庫本…
何冊もある中から面白そうなタイトルの小説を2冊ほど持って帰った。
本当は市の回収に出された本は持って帰ってはいけないらしい。
その時は持って帰ってはいけないとは知らなかったのと、暇つぶしになるかもとの軽い気持ちだった。
それが東野小説との出会いだった。
タイトルは「分身」
すごい勢いで引き込まれていった。
クローン人間の話でクローンとして生まれた2人の女性、クローンの元となった女性の三者三様の心の動きが切ないまでに書かれていて、すっかり東野圭吾さんのファンになった。
その後は、自分で買って東野小説を読み漁った。
いくつかシリーズものはあるが、わたしのイチオシは加賀恭一郎シリーズかな。
ドラマ「新参者」だ。
ドラマもよかったし
映画もよかった。
あのシリーズは主人公加賀恭一郎が大学生の時から始まる。
ドラマでは所轄署の刑事として始まったと思う。
警察官としての推理も面白いが人間ドラマも感動ものだ。
TVドラマは少し漫画っぽい演出ではあるが、それなりに楽しめる。
他では、誉田哲也さんだろうか。
これもドラマ化された「ストロベリーナイト」の姫川玲子シリーズ。
TVドラマでの姫川玲子役は、今は亡き竹内結子さんだった。
もう、あの役は彼女以外では考えられない。
本当に彼女がこの世にいないのは残念で仕方ない。
それでも原作の中の姫川玲子は今も健在で、せめてもの救いだ。
何で読んだのかは忘れてしまったが、原作者の誉田哲也さんが自分の書いた全ての小説を年表にしているとあった。
誉田哲也さんの本では「魚住久江シリーズ」というのもあって、コレまた警察小説なのだが姫川シリーズの中で「魚住久江」が名前だけ登場することもある。
魚住、姫川のコラボ作品も出ていると、コレも何かで見かけたが、文庫落ちしたら読みたいと思っている。
他にも大好きなシリーズものはいっぱいある。
長くなりすぎて、この辺でやめるが警察小説が好きな人とこんな話を突っ込んで分かち合えると楽しいだろうなと思う。